アルタのめもちょう

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【バトルレジェンド】暁ネクロキッス【最終1810/16位】

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公式インターネット大会のバトルレジェンドで良い感じの結果を出せたので、ちょっとした記念というか、記録として使ってた構築の記事を書くことにしました。

 

 

構築経緯

バトルレジェンドは禁止伝説、もしくは幻のポケモンを1体だけ採用できるというGSルールと似ているようで少し違う特殊ルール。ということでまずは伝説、幻枠を決めるところからスタート。

まず最初に試したのはソルガレオ
無難に強そうという理由で特に何も考えずに使っていたのですが、ザシアンを意識したと思われるリザードンが一定数いたせいで少し使いにくいと思ったのでソルガレオ軸は没に。

そんなにザシアンの評価が高いならじゃあ自分も使ってみようじゃないか。ということで次はザシアンを試しましたが、案の定メタが激しく、初見殺しが怖いのでこれも没にしました。

というわけで次に試したのがルナアーラ。その時の構築はこんな感じでした。

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ルナアーラの型はシャドーレイ、メテオビーム、熱風、守る@達人の帯というもの。
ルナアーラであればメタられることはないだろうし、帯ダイバーンでザシアンを落としたり、初手で出て来たガオガエンリザードンをダイロックで出落ちさせるといった初見殺しも搭載しているので強いんじゃないかなーと思い、とりあえず試してみることに。

この指でサポートしながらダイマックスルナアーラの初見殺しを通し、裏のテラキゴリラで残りを一掃という動きが強く、使い勝手はなかなか良かったのですが、もしかしたらルナアーラより暁ネクロズマの方が良いのでは?と思いました。
理由は以下の通り。

ルナアーラはダイロックで自身の特性を潰してしまうのが少しもったいない
・帯なしでもC特化ダイアースで無振りザシアンを飛ばせるため、パワフルハーブを持たせる余裕がある
・ダイアースなら雨の影響を受けないため、雨ザシアンなどに対しても有効。

…というわけでルナアーラを暁ネクロズマに変更しました。

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取り巻きに関してもリザコーはほとんど活躍できなかったので、リザードンの枠はタイプが同じでフシギバナやウーラオス、鋼タイプ全般に打点があって追い風が使えるファイアローに変更。

コータスの枠は悪ウーラオスに強いポケモンが欲しかったのでこれもトゲキッスに変更。

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この形をいつも通り仲間大会(最大20戦、参加者271人)で試してみたところ、10-0で2位(1位と同レートなので実質1位タイと言えなくもない)という結果を出すことができました。

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これで暁ネクロの採用は間違いではないという確信が持てたのですが、この時点ではまだ気になる点が2つほどありました。

1つはピッピとトゲキッスの役割が被っている点。

ザシアンが重くなるということもあり、この指持ちは1体でも十分だと思ったのでピッピを外すことにしました。
ピッピではパワー不足に陥りやすいし、ファイアローの追い風の恩恵を受けることもできないのである程度の火力と速さを持ったトゲキッスの方がこの構築にはマッチしているだろうというのが理由です。

もう1つはまだ対ガオガエンバンギラスに不安が残っている点。

一応テラキオンで対策はしているつもりなのですが、ガオガエンからは威嚇を受けてしまうし、バンギラスも襷持ちが多いため、インファ1発では落とせずにネクロズマが悪技を受けてしまうことがありました。
これで本当に対策できているのか?という疑問が生じたため、水ウーラオスに変えることも考えましたが、テラキオンには砂で襷が潰れないというメリットがあるため、どちらを採用するかは悩みました。
最終的には襷バンギラスを縛れる点を評価して水ウーラオスに決定。

気になった点を解決した(これで良かったかはともかくとして)ところで後はピッピを外して空いた枠を誰にするかを決めれば完成です。

最初はスカーフヒートロトムを入れましたが、微妙だったので重めのイエッサン、ルナアーラ、暁ネクロズマ、ついでにザシアンや黄昏ネクロズマとの戦いが少しでも楽になったら良いなという考えで、ぶっつけ本番でガオガエンの採用を決めました。

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これで完成!

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自分で言うのもあれですが、メタられにくい暁ネクロを軸とした上でほとんどの構築に対して5分の相性で戦えたので、そこそこ強い構築が組めたんじゃないかなと思っています。

個別解説

ネクロズマあかつきのつばさf:id:Alta10888:20201020203054p:plain

性格:ひかえめ
特性:プリズムアーマー
持ち物:パワフルハーブ
実数値:175(20)-×-130(4)-229(252)-148(4)-126(228)
技:シャドーレイ/だいちのちから/メテオビーム/まもる
C:ダイアースで無振りザシアンを確定1発
S:最速バンギラス+2、追い風下でダイジェット1積みリザードン抜き

この構築の軸。全試合で初手に出しました。
キッスにサポートしてもらいながらメテオビームによる奇襲やダイマックス技で荒らし、相手の残数を減らしていくのがお仕事。

特性のプリズムアーマーはどうせ4倍弱点で落ちるからあまり意味がない…と思いきやダイマックス時なら悪ウーラオスの暗黒強打を耐えたりするので活きる場面は一応あります。


・技解説

シャドーレイ

タイプ一致技。ダイホロウのBダウンも強力で後発の物理アタッカーのサポートにもなるのですが、大地の力やメテオビームが刺さる相手が多かったので撃つ機会は意外となかったです。

だいちのちから

ザシアンを落とすための技。
追加効果のD上昇もそこそこ強く、元々高いネクロキッスの特殊耐久をさらに上げられるため、レシラムなどに対して有利に試合を運べます。

メテオビーム

相手の構築にガオガエンリザードンが入ってる場合は大体初手で出てくるのでメテオビーム(ダイロック)による初見殺しが刺さりやすく、これで倒せれば大きなアドバンテージを得られます。
Cが上昇するのもポイントで、殴れる積み技としても使えます。
命中90なのでたまに外すのが玉に瑕。ガオガエンに撃って外してしまうとバクアを食らって冷たくなります。

まもる

伝説枠なので大事に扱いたいというわけで守る。

ワイドフォースに関しては構築にイエッサンがいないし、メテオビームや大地の力の方が重要度が高いと思ったので切っています。

 

トゲキッスf:id:Alta10888:20200303223755p:plain

性格:ひかえめ
特性:きょううん
持ち物:ピントレンズ
実数値:191(244)-×-115-156(12)-135-132(252)
技:マジカルシャイン/エアスラッシュ/このゆびとまれ/まもる

基本的には暁ネクロズマとセットで初手で出し、ネクロズマのサポートに徹します。

ネクロズマと組むこの指要員はイエッサンである場合が多いですが、それだと悪タイプが重くなってしまいそうなので、殴れるフェアリータイプであるトゲキッスを選択しました。
特に悪ウーラオスをマジシャで処理できるというのが大きく、襷持ちであったとしてもネクロズマのダイロックによる砂嵐と合わせて倒すというプランも採れます。

ダイマックスさせても戦えるので、いざという時にはダイマ権をこいつに渡すという選択肢があるのも地味な評価点で、実際に本番では2回ダイマックスさせ、2試合とも拾えました。

配分はこの指で攻撃を吸った時にすぐ落ちてしまうようでは困るのでHにほぼ全振り。最速バンギラスに上から岩雪崩を撃たれたくないのでSは125以上にするのも確定ですが、そこまでSに振るならS125+αのいたちごっこに負けないようにするため、準速にしても良さそうと思ったのでSも全振りしました。

持ち物は何も考えずにピントレンズにしましたが、低めの火力を急所で補ってくれるし、運よく有効急所を引くことも度々あったので、なんだかんだ持たせといて損はなかったです。

・技解説

マジカルシャイン

悪タイプを殴れるのでこの構築にとっては必須の技。
強運ピントレンズによる急所のおかげで削り性能が高いのも強い。

エアスラッシュ

攻撃技がマジシャ1本だとフシギバナなどへの打点がなくなるので採用。
一応ダイジェットのベースにもなります。

このゆびとまれ

ネクロズマが被弾しないようにするための必須技。

まもる

生存率を上げるために必須。トゲキッスが盤面に残りやすくなるので、その分味方を守るという役割も遂行しやすくなります。放置してこの指やあくびで好き放題されることを危惧してか、トゲキッスが狙われることはそれなりにあったので、守るが刺さる場面は多いです。

 

ウーラオスf:id:Alta10888:20201020203356p:plain

性格:ようき
特性:ふかしのこぶし
持ち物:きあいのタスキ
実数値:175-182(252)-120-×-80-163(252)
技:すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり
※キョダイマックス個体
ほぼ影響はないですが、努力値ミスって余りの4が耐久に振られていないのは気にしないでください…。

基本は後発から出すアタッカーで、試合中盤以降に相手がダイマックスポケモンを失ったタイミングで出し、守る貫通で詰めるのが強力。

雨を降らせてしまうと味方の炎技が弱くなってしまうのでキョダイマックス個体にしていますが、ぶっちゃけどっちでも良いです。

構築経緯でも述べた通り、ガオガエンバンギラスに強い駒として採用しましたが、B振りガオガエンは乱1だし、バンギラスもHA弱保だった場合は7割くらいで水流連打を耐えられてしまうので正直これでも完全な対策になっているかは少し怪しいです。

持ち物は無難に襷を持たせていますが、相手のバンギラスや味方のネクロズマが起こした砂嵐で襷が潰れやすいのがネック。だからといって他の持ち物を採用する気にもなれなかったので結局襷にしました。

この枠は悪ウーラオスの方が良かったかもとか、なんならテラキオンのままでもありなんじゃないかと考えたりもしましたが、結局どれが良かったのかは今でも分かりません。

・技解説

すいりゅうれんだ

確定急所のおかげで威嚇や壁が気にならず、特性で守るも貫通するインチキ技。
少ないながらも一定数いたバンドリに対して有効に働く場面もたまにあったり。

インファイト

安定の一致技。水と格闘の範囲が広いのは強い。

アクアジェット

特性のおかげでミリ耐えの相手を確実に仕留められるので強力な詰め筋になります。

みきり

封印対策で一応見切りを採用。切る理由もないのでとりあえず入れてます。

 

ゴリランダーf:id:Alta10888:20200630205411p:plain

性格:いじっぱり
特性:グラスメイカ
持ち物:こだわりハチマキ
実数値:195(156)-194(252)-113(20)-×-92(12)-114(68)
技:ウッドハンマー/グラススライダー/10まんばりき/はたきおとす
B:A222ザシアンのきょじゅうざん(A1段階上昇)を最高乱数切り耐え
※キョダイマックス個体

水タイプの処理が少し面倒なのと、ウーラオス以外にもバンギラスに強いポケモンを入れたいという理由から採用。バンドリに対してもそこそこ強め。
草技の通りが悪いのと、こいつよりファイアローを選出した方が良いという場面が多かったので選出率は低めになってしまいましたが、それでもミロカロスなどの存在を考えると外せないと思ったので最後まで使い続けました。

持ち物は火力重視でこだわりハチマキを選択。
乱数ではあるものの、10万馬力でザシアンを落とすこともできなくはないです。

・技解説

ウッドハンマー

最高火力の技。1度も使いませんでした。

グラススライダー

グラスメイカーとの相性が良いゴリランダーを象徴する技。
通りが悪いとはいってもS関係を無視した鉢巻グラスラはそこそこ強いです。

10まんばりき

ザシアンやガオガエンへの打点として。

はたきおとす

ルナアーラや暁ネクロズマを意識して入れましたが、本番では1度も使わず。

 

ファイアローf:id:Alta10888:20201020203120p:plain

性格:いじっぱり
特性:はやてのつばさ
持ち物:いのちのたま
実数値:153-146(252)-92(4)-×-89-178(252)
技:ブレイブバード/フレアドライブ/おいかぜ/まもる

フシギバナが少し重いのと、ザシアンの処理ルートを増やしたかったことから採用。追い風でネクロズマを加速させればザシアンを上から縛れるようになります。

ネクロキッスで場を荒らしてから追い風を吹かせて押し切ったり、ウーラオスと共に相手を上から殴るという動きがシンプルに強く、いつの間にか基本選出の1体となっていました。

性格は陽気にするメリットがエルフーンの上を取れるくらいしか思いつかないし、上を取ったところでどうせ襷でブレバを耐えられるので意地っ張りでも良いだろうということで意地っ張りにしていますが、ぶっちゃけどっちでも良い気がします。

持ち物は命の珠が余っていたので珠を選択。元々紙耐久なので反動は気になりません。

・技解説

ブレイブバード

体力満タンという条件付きでも先制で一致技を撃てるのは強いし、切る理由もありません。

フレアドライブ

ザシアンを落とすために採用。
サイコフィールド下でブレバが撃てない時でも使えるというのもポイント。

おいかぜ

優先度+1で使えるのはもちろん強いですが、初手で使っても凌がれやすいので初手で追い風を展開することは少ないです。追い風を使う場合はネクロキッスの並びで相手の先発を消耗させた中盤以降に展開するというパターンが多いです。中盤以降であれば相手は追い風を凌ぐのが難しく、追い風ターン中に押し切りやすくなります。
後発からトリル要員を投げて制圧を狙うスイッチトリルと似たような考えですね。

と、まあ色々語りましたが、そもそも追い風なんてしてる暇がないという試合も多かったのでぶっちゃけあまり使わなかったり。

まもる

挑発でも良さそうですが、挑発が活きる場面はなさそうと思ったので守るを採用。
ファイアローの守るは読まれにくいので地味に強いです。猫だましで疾風の翼が潰されることもなくなります。

 

ガオガエンf:id:Alta10888:20200630204616p:plain

性格:いじっぱり
特性:いかく
持ち物:とつげきチョッキ
実数値:199(228)-165(116)-120(76)-×-111(4)-91(84)
技:フレアドライブ/DDラリアット/とんぼがえり/ねこだまし
A:無振りザシアンをフレアドライブで確定1発
B:A222ザシアンのインファイト(威嚇でA上昇を相殺してるのが前提)を確定耐え
S:最速モロバレル抜き

一応ザシアンやルナアーラなどと戦えるポケモンとして採用していますが、ぶっつけ本番で入れたということもあって正直この枠の正解は分かりません。
ダブルのガオガエンは採用し得だからとりあえず入れたというのが本音です。
本番では5回くらいしか選出しませんでしたが、一応それなりに活躍してくれました。

持ち物は努力値をABSに振った分、特殊耐久が足りなくなったのでチョッキを選択。

・技解説

フレアドライブ

ザシアンを飛ばせる一致技

DDラリアット

イエッサンやルナアーラを早めに処理したかったのと、アタッカー寄りの配分というのもあってバークアウトは採用せず、ダメージ重視の悪物理技を採用しました。
ダイスチルでBが上がりまくった黄昏ネクロズマなどにも有効です。
味方のダイホロウによるBダウンも無視してしまうので噛み砕くやうっぷん晴らしでも良かったかもしれませんが、これで困ることはなかったので結果的には何でも良かったです。

とんぼがえり

チョッキだと捨て台詞が使えないのでその代わりとなる技。
Aに振っているので削りにも期待できます。

ねこだまし

切る理由がないダブルの定番技

選出

先発f:id:Alta10888:20201020203054p:plain+f:id:Alta10888:20200303223755p:plain

後発f:id:Alta10888:20201020203356p:plain+f:id:Alta10888:20201020203120p:plainorf:id:Alta10888:20200630205411p:plain

ほぼ全試合でこの選出をしました。

トゲキッスでサポートしながらネクロズマのメテオビームやダイマックス技を通し、数的有利を取ってから裏の高速アタッカーであるウーラオスファイアローで締めるのが理想です。
選出も立ち回りもだいたい決まってて、これだけでも多くの構築に対して相性5分で戦えるのでプレイヤー負担も少ないです。

バンドリに対しては初手でウーラオスを出したり、トリルに対してはゴリランダーやガオガエンを優先して出すなど少し崩すこともありますが、初手ネクロズマを通すという点は変わりません。

最後に

色んな仲間大会に参加して自分なりに思考をこねくり回して調整をし続けた結果、良い感じの戦績で終わることができたのはかなり嬉しいです。
練習の場を設けてくださった仲間大会の主催者や、そこで当たった対戦相手の方々に感謝!

ここまで読んでくださってありがとうございました!
ではでは