アルタのめもちょう

ポケモンダブルバトルの事とかポッ拳の事とか

【PJCS2023本戦(追加開催)/決勝大会使用構築】イッカドドゲザン

 

シーズン6ランクバトル、PJCS本戦(追加開催)、決勝大会で使った構築の紹介となります。
肝心の決勝大会で結果を出せなかったので記事を書くか迷ったのですが、戒めとして書くことにしました。

 

戦績

シーズン6ランクバトル レート2007 最終11位
PJCS本戦(追加開催) 9-3 レート1590 最終24位
PJCS決勝大会 0-2

構築経緯

第1回の予選が終わってからはずっとイッカコノヨを使い続けていたのですが、そこそこ勝てはするものの、そこそこ止まりでいまいち高い勝率を出せずにいました。
本戦ともなれば大体の人はイッカコノヨの対策くらいはしっかり考えてあるだろうし、初見殺しもされやすそうなのであんま使いたくないな~と思いつつも構築なくて仕方なく本戦(バグってた方)でも使い続けていましたが、やっぱり微妙だったのでとりあえず一旦手放し、追加開催の本戦では別の構築を使うことにしました。

ただまあ先発のイッカコノヨで崩してから後発のパオジアンやテツノツツミなどで締めるのは強かったし、こういう動きは自分が剣盾時代から得意としてきた動きでもあるので、なんとか先発で崩して裏でスイープというコンセプトは保ったまま崩し役のポケモンを変えたりして改良できないものかと考えていました。

そんなこんなで適当に構築を組んでランクマに潜っていたら水テラバースト持ちのドドゲザンという少し珍しいポケモンにボコされ、もしかしてこれかなり強いのでは?と思いました。理由としては

・水テラバのおかげでチオンジェン以外の四災に強い。
・同じく使用率の高いハバタクカミやテツノツツミにも強め。
・何より意表が突ける。

…という感じ。そんなわけで迷わずこのドドゲザンをパクり、とりあえず以下の形で組んで回してみました。(結局最後までこのメンツだったのですが。)

するとかなり勝てるようになり、ドドゲザンの強さに確信が持てたのでこれを追加開催の本戦に持ち込む事にしました。本番前にレート2000手前まで上げたのにそこから100以上溶かして疑ったりしたのは内緒。

結果。9-3で抜ける事が出来ましたが、課題もそれなりにありました。具体的には欠伸ヘイラッシャの対策がイッカネズミの挑発頼りなので鈍感だった場合が厳しい、コータス+イーユイが重い、増えつつあったテツノカイナを倒せるのがミミッキュのみ…などなど。
それでもなかなか改善案が思い浮かばず、決勝大会前に下手に構築をいじって後悔するのも嫌なのでこのまま使い続けました。

てなわけで以下個別解説。

個別解説

ドドゲザン

テラスタイプ:みず
性格:いじっぱり
特性:まけんき
持ち物:とつげきチョッキ
実数値:205(236)-205(252)-140-×-105-73(20)
技構成:ダメおし/アイアンヘッド/ふいうち/テラバースト

先発での崩し役。

カミイーユイやパオジアンといった低耐久のポケモンはアイヘや水テラバでワンパンし、ある程度の耐久を持ったポケモンは後述するイッカネズミの怒りの前歯+ダメ押しなどで大きく削りに行きます。

負けん気のおかげで威嚇で火力を削がれて腐る事がないのも優秀です。特にこの構築では後発にパオジアン、ミミッキュ、テツノツツミを置くことが多く、威嚇をリセットするための交代がしづらいので尚更。鬼火は辛いですが、撃ってくるのが大体ウインディファイアローなのでイッカネズミのこの指で吸いながら水テラバでまあなんとかなります。

持ち物はカミイーユイを意識して突撃チョッキを選択。元々技スぺに余裕がなくて守るを採用できないので守れないというデメリットも気になりません。

配分はAを削ってしまうとテツノツツミをアイヘ+不意打ちで倒せる確率が下がったり、怒りの前歯で削れたディンルーを水テラバで倒せなくなったりするので全振りし、テツノカイナ抜きディンルーなどを意識して少しだけSを上げました。


イッカネズミ

テラスタイプ:ゴースト
性格:ずぶとい
特性:フレンドガード
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:181(252)-×-121(156)-×-105(76)-134(20)
技構成:まもる/いかりのまえば/このゆびとまれ/ちょうはつ
調整先:HB…ノーマルテラスカイリューの鉢巻神速を災いの剣込みで耐え
S…準速カイリュー+2

基本的には先発で出し、ドドゲザンやサーフゴーのサポートに徹します。

技構成はこの指と守るは切る理由がなかったのでこの2つは確定とし、高耐久ポケモンへの削りとして優秀な怒りの前歯、モロバレルを腐らせたりとか色々できて持たせ得な挑発で完結。

持ち物はパオジアンの襷を潰すためにゴツゴツメットを選択。ついでに神速で触りにきたカイリューマルスケや、キラースピンを撃ってきたキラフロルの襷も潰せたりします。ゴツメの削りダメージでもドドゲザンのダメ押しの威力を倍化させられるのもポイント。

配分はパオカイリューを意識してHBに寄せました。本戦ではSを140まで上げていましたが、ほとんど意味がなかったので準速カイリュー+2で止め、残りをDに回しました。

このポケモンは元がイッカコノヨ構築だったのでその名残で使っていただけだったのですが、思った以上に強く、最後までこの構築を支え続けてくれました。

パオジアン

テラスタイプ:ゴースト
性格:ようき
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:きあいのタスキ
実数値:155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)
技構成:アイススピナー/ふいうち/せいなるつるぎ/くろいきり

後発から出すスイーパーその1。

ほぼテンプレ通りで予選で使った時と何も変わらないので特に言う事はなし。
強いて言うなら合体寿司対策の黒い霧は守るでもいいかなーとは思ったのですが、運悪く合体寿司を引いて後悔したくないのでこれもそのまま。


ミミッキュ

テラスタイプ:ゴースト
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
持ち物:いのちのたま
実数値:159(228)-156(252)-104(28)-×-125-116
技構成:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/まもる
調整先:H…ばけのかわ意識の8n-1かつ珠ダメ意識の10n-1

スイーパーその2。

テツノカイナが重いのでその対策として採用。同タイプのハバタクカミと違って物理アタッカーなのでカイナのチョッキを気にする必要がなく、パオジアンの特性とも相性が良いです。

技構成はじゃれつく、かげうちは確定。残り2つはじゃれつくを半減する相手にも通り、ハバタクカミもワンパンできるシャドークローを入れ、守るの採用率がそれほど高くないポケモン故に突然の守るが刺さりそうという理由で守るを入れて完結。
シャドクロと守るはわりと適当に採用しましたが、他の技が欲しくなる事もあまりなかったのでこのまま使い続けました。

持ち物は低めの火力を補うために命の珠にしました。
災いの剣による補正も入ればパオジアンのアイススピナー耐え調整のハバタクカミくらいならかげうちで縛る事ができ、じゃれつくで無振りテツノカイナを乱数で落とせるくらいの火力は出せます

配分はSに振っても抜ける範囲がそこまで変わらないのでほぼHAです。


テツノツツミ

テラスタイプ:ゴースト
性格:おくびょう
特性:クォークチャージ
持ち物:ブーストエナジー
実数値:131-×-135(4)-176(252)-80-206(252)
技構成:フリーズドライ/ハイドロポンプ/こごえるかぜ/まもる

スイーパーその3。

普通のブーストツツミなので特に言う事はなし。
後発でパオジアンと並べてこごかぜを撃ち、相手のハバタクカミやパオジアンに削りとSダウンを入れながらスピナーや聖剣を重ねて倒し切るという動きをする事が多かったです。
パオジアンの苦手なウインディをドロポンで倒せるのも評価しています。

 

サーフゴー

テラスタイプ:みず
性格:ひかえめ
特性:おうごんのからだ
持ち物:おんみつマント(本戦とランクマではオボンのみ)
実数値:190(220)-×-115-198(212)-111-114(76)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/テラバースト/わるだくみ
調整先:C…無振りハバタクカミをゴールドラッシュ(ダブルダメージ)で確1
S…準速バンギラス抜き

崩し役その2。

イッカネズミいるからとりあえず入れとくか~みたいなノリで採用。この枠は別のポケモンでも良いかなと思いつつもなんやかんや活躍する機会は多かったので最後まで残りました。

技構成はゴールドラッシュと悪巧みは確定とし、イーユイやディンルーへの奇襲として水テラバも欲しかったのでテラバーストも採用。最後は無難に守る…と、言いたいところですが、テラスを切らないとまともな攻撃技がゴールドラッシュだけになってしまうし、テラス切っても水タイプへの打点はないままなので、水テラスしたコノヨザルなどがかなり厳しくなってしまう事から守るを切ってシャドーボールを採用。

持ち物は隠密マントを選択。元々はオボンだったのですが、相手の構築を見て「悪巧み積めば勝ちじゃんwww」とか言ってたらバークアウトが飛んで来るみたいな事が多かったのでこれで対策しました。
ついでに追加効果による運負けの防止やキョジオーン対策にもなります。

配分は火力を落とすとゴールドラッシュでハバタクカミが乱1になったり、無振りイーユイも水テラバで乱1になってしまうのでかなりCに振りました。
細かいですが、HPは189にして余りをBDに4ずつ振る方が堅くなります。(持ち物変える時に配分も変えるのを忘れてた)

選出

基本選出

先発:+or

後発:+or

 

どの構築に対してもほぼ毎回この選出をします。
これ以外は追い風構築に対して先発テツノツツミ+パオジアンorドドゲザンという出し方をする事がたまにあるくらいです。

ドドゲザンとサーフゴーのどちらを出すかの基準は特に決めていませんが、耐久が低めのポケモンが多い構築に対してはドドゲザン、高耐久のポケモンが多かったり、コノヨザルが入っていたり、先発で盤面を整えるコントロール系の構築などに対してはサーフゴーを出す事が多いです。単純に物理と特殊のどちらが通りやすいかで決めることもあります。

ラスタルは基本的にドドゲザンかサーフゴーに切る事が多く、それ以外に切る事はほとんどないです。

最後に

もちろん世界大会の権利は取りたかったです。が、決勝大会では初戦から緊張でプレミを連発し、最後はギリギリ負け。そんな状態では当然2戦目も勝てるはずがなく、0-2という結果で終わりました。

2戦とも何をどうしても絶対勝てない超絶不利構築だったというわけではなく、もう少しやりようはあっただけにかなり悔いの残る結果となってしまいました。
もちろんそういったメンタル面も含めて実力というのは理解しているので、負けるべくして負けたとは思っています。

で、来年どうするかなんですが、正直決勝大会前までは運営が杜撰すぎるし、プレイヤー側も不正してたりするのほんとしょうもないし、来年はもう大会とか出なくてもいいかもなあなんて思っていました。
ですが、終わってみれば0-2かましたのがあまりにも悔しすぎたし、オフ大会弱すぎ侍のまま引退するのも嫌なので多分来年もポケモンやってます。
その頃には今年のような事案が起こらない世界になっている事を切に願っております。

ここまで読んで下さってありがとうございました!