アルタのめもちょう

ポケモンダブルバトルの事とかポッ拳の事とか

【ポケモンBDSP】原作との変更点まとめとか個人的な評価とか感想とか

 

原作との違いや、それについての感想やらなんやらをまとめて色々語っていきます。
一応ネタバレ注意。あと無駄に長いです。

主な変更点

・ポケッチが右上に配置

Rボタン長押しで起動させ、この状態でRを押せば拡大してアプリを操作。もう一度Rを押せば縮小。縮小した状態でR長押しでしまうという方式になりました。(携帯モード限定ですがアプリ切り替えだけなら縮小状態でも可。)
操作はスティックで行いますが、携帯モードなら原作のようにタッチで操作することも可能です。
DSと違って1画面しかないので使い勝手が悪くなっているのは仕方なし。

・秘伝技を覚えさせる必要がなくなった

ポケッチを使うことでなぜか野生のビッパビーダルムクホークが現れて力を貸してくれるという感じになったので秘伝技で技スペースを圧迫される問題もなくなりました。

・地下通路がアレンジ

仕様だけでなく、名前も地下大洞窟へと変わっています。
以下、主な変更点。

・タマの大きさ

原作では数字で表されていたのが今作ではS/M/Lの3段階になりました。
タマを地面に埋めて成長させる要素はオミットされています。

・野生ポケモンが出現するエリアが追加

中にはベロリンガヘルガーなどのシンオウ図鑑に載っていないポケモンもおり(プラチナにはいたけど)、殿堂入り後であれば出現するポケモンの種類もかなり増えます。赤緑~ルビサファの御三家も出現するのだからすごい。
ここだけはピカブイや剣盾のようなシンボルエンカウントになっています。

・インターネット通信に対応

とは言ってもちょっと得しやくなる程度のものでそこまで遊びの幅が広がるわけではないです。

・トラップ、フラッグが削除

トラップに関してはインターネット通信ではただの嫌がらせにしかならないので消えたのでしょうか。
フラッグが消えたのは知りません。

ポケモンの石像が追加

この石像は化石掘りで手に入れることができ、秘密基地に置くことで野生ポケモンが出るエリアにその石像のポケモンと同じタイプのポケモンが出やすくなります。
例としてナエトルの石像を置くと草タイプが出やすくなるといった感じ。
低確率で発掘できる豪華な箱から出る石像であればその効果もアップします。

地下大洞窟に関しては以上です。

・コンテストもアレンジ

変更点を挙げていくと

・ビジュアル審査は原作のアクセサリーの代わりにボールシールで評価されるようになった。
・ダンスは1レーンでほぼAボタンのみ使う音ゲーへと変更。
・技審査がなくなっている。

と、いった感じ。
ダンスは4人でゲージを稼いでノルマ到達でショーが成功となりますが、成功させても会場のグレードが上がって見た目が豪華になるだけで、失敗でもベストパフォーマーにさえなれば上のランクに参加できるのでぶっちゃけ失敗しても問題なし。

リボンの種類についてですが、原作では部門毎だけでなくランク毎にもあったのが今作ではウルトラランク以下のリボンがなくなっています。
なので原作にあった「マスターまでクリアしていても別のポケモンで挑戦する場合はまたノーマルから順にリボンを付け直さなければならない」という問題がなくなりました。

5部門のマスターランク全てを1匹のポケモンで制覇し、コンテストスターリボンを付けたポケモンのみが出られるブリリアント(シャイニング)部門というものも追加されました。(名前はバージョンで違う)

・ジムリーダーやポケモンリーグの難易度が上昇

技構成が良くなっているほか、持ち物もストーリー後半では半減実などを使うようになっています。
切り札以外のポケモンにも持ち物を持たせていたりするので地味に厄介。
ポケモンリーグに至っては夢特性ポケモンまで使ってくる上に努力値まで振られているらしいので難易度は高めです。

とはいえ、戦っていないポケモンにも経験値が入る仕様のおかげで原作よりもレベルが上がりやすく、運次第ではあるものの、ポケモンのなかよし度が高ければ相手の技を回避するなどの有利な効果が出るのでそれを加味すればそこまで難しくないはず。
それでもAIがアホでポケモンの型もあまり強くなかった原作よりかは難しいとは思います。

・ゲームコーナーがなくなった
ギャンブル要素とか言われかねないのでこれは仕方なし。

ポケトレの仕様

連鎖中に別のポケモンが出現しなくなった代わりに連鎖が少し続きにくくなるなど、細かい部分が変わっています。

・パルパークがハマナスパークになった

地下大洞窟の化石掘りで低確率で手に入る謎の欠片を石板と交換してもらい、その石板を使えば伝説のポケモンと会えるというもの。
最初はレジ系としか会えませんが、3体全て捕まえれば他のポケモンと会える石板も追加されます

・ピカブイや剣盾のセーブデータがあれば幻のポケモンが手に入る

ピカブイのデータならミュウを、剣盾のデータならジラーチがもらえます。
もちろん両方のデータがあれば両方とももらえます。
もらえるタイミングもソノオタウンからなので序盤からミュウとジラーチで無双という原作ではなかなかできないようなプレイも可能。

・DSプレイヤーが追加
HGSSのGBプレイヤーのようなもので使えばBGMが原曲仕様になります。入手は殿堂入り後。

改善されている点や良かった点など

・メニュー画面で目的地が表示される

剣盾でもあったシステムですが、今作にもあるので初見のプレイヤーに優しい。

・トレーナーのモーション

ジムリーダーなどはもちろんのこと、モブトレーナーのモーションや表情もかなり凝っています。
研究員やポケモンコレクターなどはすごい目つきをしているのが見えるようになっていたりと細かい部分にもこだわりを感じられます。

・バトル中の背景

ジムはジム毎に専用の背景があり、ギンガ団戦も専用の背景になったりとバリエーションが豊富でどれも凝っています。

・着せ替えがある

ORASやピカブイといった他のリメイク作では主人公の着せ替えはできなかったので地味に大きい。

・ボールシールを手に入れる機会が増えた

原作ではボールシールが売られているナギサシティに着くまではろくに使えませんでしたが、今作ではジムリーダーや各地の道路などに追加されたNPCからもらえるようになっているので序盤でもある程度使えるようになっています。ついでに種類も増えているのは嬉しい。

・ふれあい広場以外でも連れ歩きができるようになった

一度でもふれあい広場に行くと解禁され、全てのポケモンを連れ歩けるようになりました。
ポケモンに話しかけることでレアな木の実が手に入ることも。
ただし、連れ歩けるのは屋外のみ。

・殿堂入り後は強化されたジムリーダーやポケモンリーグに挑戦できる

強化ジムリーダーと戦えるという要素自体はプラチナにもありましたが、一部の手持ちが変わっており、命の珠や気合の襷といった持ち物を持っていたり、天候パーティになっていたりとかなり強化されています。
ポケモンリーグも2段階強化でなかなかに殺意が高い。

・ボックスの壁紙の種類が豊富

プラチナで追加された壁紙だけでなく、だいすきクラブ(Webサイトの方)会員限定で配布されていたものまでちゃんと存在しています。

・1人でも高レベルのポフィンを作れるようになった

1人で木の実を4つまで入れて作るという方式になったのでぼっちに優しい。
その代わりマルチで作るのは不可になっています。

・バトルタワーにマスタークラスが追加

シングルでもダブルでもいいので通常のバトルルーム49連勝で解禁。
マスタークラスはいきなり準伝説ポケモンが出てきたりするので難易度は高め。
やり込み要素の中のやり込み要素と言えるでしょう。

・ボックスが最大40個に増えた

剣盾でも32個だったのでちょっと嬉しい。

・孵化のタイミングが被ったタマゴが連続で孵化するようになった

かなり細かい点ですが、今までは1歩動かないと次のタマゴは孵化しなかったので地味に改善されました。

・一部のキャラが固有グラフィックになった

原作ではモブの流用だったハマナ、スージー、ミズキがポケカ準拠のデザインになったりと、ちょっとだけ優遇されています。

・技思い出しにハートのうろこが必要なくなった

最初は必要になりますが、10回技を思い出させるとタダで技思い出しを利用できるようになりました。

悪かった点

・バグが多い(現在は改善済み)

ほぼ無害なものから進行不能になったりするレベルの危険なものまで様々なバグが存在していました。現在では重大なものは大体修正されたようなのであまり気にする必要はないと思います。

・一部の要素はアップデートしないと追加されない

ver1.0の状態では殿堂入り後の要素やムービーなどといった最初からあるのが当然と言える物もないです。
アプデで容量を食われるので人によっては痛いかもしれません。
DL版の場合は最初からアプデ済みなので気にする必要はないです。
ちなみにGMStationやコロシアムなどはこれを書いている現在でもまだ追加されていません。

・操作性が悪い

剣盾では壁や障害物にぶつかっても斜めに入力すれば滑るように移動するようになっていたのが今作では壁にぶつかったまま斜め移動しようとすると引っかかるような感じになります。
街などの広い場所ではあまり気になりませんが、洞窟のような狭い場所だと岩や壁に引っかかることが頻繁にあるので移動がしづらいです。

・2頭身のグラフィックに違和感を感じる場面がある

俯瞰視点なら原作のゲーム画面をそのまま3Dに起こしているような感じになっているので別に良いのですが、イベントなどでカメラが動いてアップになると多少なりとも違和感があります。
アカギのような強面のキャラすらもデフォルメされているのでシリアスなシーンだろうとこれがアップになるのはちょっとシュール。

・バトル中の状況確認ができない

ピカブイと同じく、サンムーンからあった「じょうきょう」のコマンドがないので能力が何段階上昇しているのかなどの確認ができません。

・ポケッチのアプリ切り替えが一方通行

プラチナでは改善されていたのに一方通行に戻っています。
なにもこんなところまで再現しなくても…。

ポケモンの連れ歩き関連

当たり判定のせいで狭い場所だと邪魔になることがしばしばあります。
落ちている道具と被ったりすると道具を拾うつもりが話しかけてしまうということも起こります。
ボールにしまえば解決しますが、それはそれで寂しい。

もうひとつの問題として大きなポケモンでもやたら小さいグラフィックになっているというのもあります。
大きくしたらしたで今度は邪魔になりやすくなるので難しいところではあるのですが。

・秘密基地のグッズが削除

秘密基地に置けるのは石像と上に石像を置ける台座の2種類しか置けません。

・コンテストの技審査がない

一応ダンス中に一度だけ使える技で一気にゲージを稼げるという要素はありますが、それが技審査の代わりになっているかと言うと…。
そのせいでコンテストがただの音ゲーと化しているのが少し残念。

良いとも悪いとも言えない点

・技マシンが使い捨てに戻っている

気軽に使えなくなったのは少し辛い。
その代わりと言ってはなんですが、ジムリーダーからもらえる技マシンは5個セットになっており、秘伝マシンだった技は3つもらえるようになっています。
店売りされていない技マシンは地下大洞窟の山男からタマとの交換で入手できるので使い切ってしまっても一応大丈夫なようにはなっていますが、日替わりなのもあって手間はかかります。

今作にはレート対戦がないので有限なのを気にする必要はないと言えばないし、ストーリー攻略のバランス調整とも考えられるので一概に悪い点とは言いにくいです。一応原作通りでもあるので。

総評

多少なりとも変わってはいるものの目立った変更点はなく、良くも悪くも原作通りでリメイクというよりはリマスターに近いという印象。

自分は初めてプレイしたポケモンがダイパだったので、懐かしむためだけにやるのもまあ悪くはなかったし、なんやかんや楽しめてはいました。
でもそこまで高く評価することはできないし、劣化した部分もなくはないので原作やプラチナをプレイしたことがある人なら懐かしむためだけにプレイする価値があるかは正直ちょっと微妙かもなあって感じ。

ただ、元がダイパなので面白さは保証されているし、原作もプラチナも未プレイの人であれば今作と同じくシンオウ(ヒスイ)地方が舞台となっているレジェンズの予習も兼ねてプレイするのはありだと思います。
とはいえそれでもプラチナで良い気がしなくもないですが…。

長くなりましたが、とりあえず思ったことは大体書けたのでそろそろ締めます。ではでは。