今回もINCで使用した構築を紹介していきます。前回と比べてざっくりめ。
結果は最高レート1778、最終1742で終了。
本当はあと4戦残っていたのですが、1742からでは1800にすら届かなさそうなのでここでリタイアしました。
構築経緯
サンシリーズで使い慣れていた構築をムーンシリーズでも使いたいと思い、当初はルナゼルネを使っていました。しかし、相変わらずガオガエンやツンデツンデなどが重めで、さらにはルナアーラが増えたせいでミラーが発生しやすくなったのでこのまま使い続けるのは厳しいと思い、ルナアーラをジメンZ持ちグラードンに変えてみようと思ったのが始まりでした。
グラードンならツンデツンデはもちろん、ガオガエンも威嚇が入っていようとジメンZで落とせます。1発限りではあるものの、それを差し引いても採用する価値があると考えました。
ルナアーラに対しては有利とは言えないものの、ミラーで同速勝負するよりはマシ(多分)。
そんなわけでゼルネアスの新しい相方はグラードンになりました。
そこからダブルの定番ポケモンであるガオガエンを入れ、トリルやカイオーガに強めなモロバレルを採用。
グラゼルネミラーに強く、S操作要員にもなれるポケモンが欲しかったのでクロバットの採用も確定。
最後の枠は迷いましたが、クロバットやホウオウが重いので申し訳程度の対策としてカプ・コケコに決定。
ここからは使用ポケモンを個別に紹介します。
ゼルネアス
性格:ひかえめ
実数値:233-x-123-178-129-123
努力値:H252 B60 C84 D84 S28
特性:フェアリーオーラ
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ムーンフォース/マジカルシャイン/ジオコントロール/まもる
HB…威嚇が入ったA233カミツルギのスマートホーンを高乱数2耐え(95.7%)
HD…C183ゼルネアスのムーンフォースを高乱数2耐え(93.4%)
C…C+2ムーンフォースでC222カイオーガの雨しおふき(ダブルダメージ)耐え調整のポケモンを確定1発
S…準速70族+1
当初はサンシリーズでも使っていたジオコン後にムンフォで無振りのカイオーガを確定で落とせるようCに厚く振った配分を使っていましたが、活きる機会がほとんどなかったので耐久振りへと変更。
この硬さが活きる場面はそれなりにあり、無振りだったら確定で落ちるような攻撃を耐えてくれるおかげで強気に動かせるのが強み。
例によって技や持ち物はテンプレなのでこれについては省略。
グラードン
性格:いじっぱり
実数値:179-214-161-x-138-118
努力値:H28 A196 B4 D220 S60
特性:ひでり
持ち物:ジメンZ
技構成:だんがいのつるぎ/がんせきふうじ/ほのおのパンチ/まもる
A…H175-B111カイオーガをジメンZで確定1発
H201-B115ゼルネアスをジメンZで最低乱数以外1発
HD…C189ルナアーラのムーンライトブラスターを高乱数耐え(87.5%)
S…追い風下でスカーフ最速90族抜き
前述の通り、どのPTにも採用されてるガオガエンや、ゼルネアスの天敵であるツンデツンデをジメンZで吹っ飛ばせるのが魅力的だったので採用したポケモン。
配分はルナアーラに縛られないようDに厚くしました。草結びなどにも強くなるので意外な場面で活きることもあったり。とはいえ、ルナアーラZは確定耐えではないし、追い風下でもスカーフテテフを抜けなくて困ることもあったのでもう少しAを削った方が良かったかもしれません。
スカーフ以外のオーガはBに振ってるのも一定数いるだろうし、ゼルネも潮吹き耐え調整などでHに少し振られる場合も多いのでジメンZ1発じゃ落ちなさそうなのも理由のひとつ。
技は断崖とまもる、草タイプ意識のほのパンまでは確定。最後の枠はみがわりや剣舞も検討しましたが、ホウオウで詰みたくないので岩石封じをチョイス。
ガオガエン
性格:なまいき
実数値:202-135-131-100-134-72
努力値:H252 B164 D92
特性:いかく
持ち物:とつげきチョッキ
技構成:フレアドライブ/バークアウト/とんぼがえり/ねこだまし
HB…A222グラードンのだんがいのつるぎ(ダブルダメージ)を最高乱数切り耐え
いつものポケモン。
威嚇を入れてもA233カミツルギの聖剣が高乱数2発なのが気になったのでBに厚くしようと考え、どうせBに振るなら断崖も耐えられるようにしようと思ってここまで振りました。そのかわりジオコン後ゼルネのムンフォなどが耐えられなくなるのでチョッキでカバー。
オーガの雨根源も耐える化け物耐久なのは面白い、面白いだけ。
クロバット
性格:ようき
実数値:183-119-101-x-101-200
努力値:H180 A68 B4 D4 S252
特性:せいしんりょく
持ち物:ウタンのみ
技構成:ブレイブバード/いかりのまえば/ちょうはつ/おいかぜ
A…H155-D104フシギバナをブレイブバードで確定1発
サンシリーズで使ってたのをそのまま使用。
グラゼルネミラー意識で入れたポケモンですが、それ以外で出してもなかなかの活躍をしてくれるので選出率は高めでした。
剣舞グラードンが増えたので威嚇対策も兼ねてブレバは黒い霧に変えても良かったかもしれません。
しかし、これがないとウルガモスやフシギバナがゲロ重になるのでなんとも言えないところ。
モロバレル
性格:れいせい
実数値:219-x-93-139-110-31
努力値:H236 B20 C172 D76
特性:さいせいりょく
持ち物:オッカのみ
技構成:くさむすび/ヘドロばくだん/いかりのこな/キノコのほうし
HB…C189ルナアーラのサイコショックを確定耐え
HD…C222カイオーガの雨しおふき(ダブルダメージ)を高乱数2耐え(91.8%)
胞子対策で出てきたコケコやレヒレを狩るためにアタッカー寄りに。
遊び半分でめざ炎なんかを入れていた時期もありましたが、撃つ機会はほぼないし、さすがに本番で遊ぶ余裕なんてのはないので無難に怒りの粉へと変更。
持ち物はガオガエン意識でオッカの実。発動機会が多いので腐りにくいです。
カプ・コケコ
性格:ひかえめ
実数値:145-x-105-161-96-182
努力値:C252 D4 S252
特性:エレキメイカー
持ち物:きあいのタスキ
技構成:10まんボルト/ボルトチェンジ/ちょうはつ/まもる
大体は他の5体で間に合うのでこの枠の選出率は低め。
臆病最速にしてしまうとクロバットの前歯→10万の流れが決まらない可能性があるので性格はひかえめ。
準速でも大体のポケモンは抜けるのであまり困らなかったです。
選出
追い風しつつ、グラードンで荒らしてゼルネアスで詰めるのが理想。
迷ったらとりあえずこれにしていました。
対グラゼルネ
コケコを初手に出される事が多いのでクロバットの後ろにグラードンを控えさせます。
クロバットさえ生き残っていれば大体はなんとかなります。
対ルナオーガ
ゼルネアスのジオコンさえ通してしまえばかなり有利になるので全力でゼルネを守ります。
ツンデツンデ入りの場合はゼルネが動きにくいので初手をグラガエンにし、グラードンを大事にするプレイングを心がけます。
最後に
ムーンシリーズはWCSレートでも思うように勝てなかったし、INCでも後半で負け込んでしまったせいでまったく振るいませんでした…。
前回以上に悔いが残る結果となってしまいましたが、悔やんでも仕方ないのでウルトラシリーズに向けて切り替えていきます。次のJCS予選が最後のチャンスなので今度こそは勝ちたいところ。
ここまで読んでくださってありがとうございました!